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ガイド · 更新 2026年7月

本物の猫でつくるリアル版ポケモン図鑑:街の猫で埋める猫デックス

ご近所を仕切っているキジトラと、窓辺からこちらを無視してくるサビ猫。その間のどこかで、猫好きの頭にひとつのアイデアが忍び寄ってきます。この子たち、集められたらいいのに。飼うのでも追いかけるのでもなく、出会った猫を記録して、すべての柄を見つけようとするだけ。それが猫デックスです。いつもの散歩が、静かな宝探しに変わります。

言葉について少しだけ。Pokedex(ポケモン図鑑)は任天堂のゲーム内の百科事典で、この記事の内容は任天堂とは一切関係ありません。少しずつ埋めていくコレクションを手早く言い表すために、言葉を借りているだけです。あなたの図鑑は、本物の猫でできています。

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「リアル版ポケモン図鑑」とはどういうことか

魅力の正体は、ゲームが何十年も使ってきたシンプルなループです。外に出て、何かを見つけて、捕まえて、分類して、セットが埋まっていく満足感を味わう。2016年にポケモンGOが登場したとき、このループのために何百万人もの人が歩くことが証明されました。バードウォッチャーにいたっては、スマホ抜きの同じループを100年前から回しています。

自然系アプリは、これを本物の生き物でやっています。Seek by iNaturalistは、本物の植物や動物を識別するとバッジやチャレンジがもらえて、アカウントなしで使えて、数万種をカバーしています。その本格派の兄貴分にあたるiNaturalistには、数億件の実際の観察記録が集まっています。動物・植物・虫のリアル版ポケモン図鑑をうたうSnappitというアプリまであって、コモンからレジェンダリーまでのレア度つきです。

そうしたアプリが空けたままにしている隙間が、「猫だけ」です。SnappitやSeekは自然全体が相手なので、ご近所のキジトラは彼らにとって誤差のような存在です。猫デックスは、あなたが実際に足を止めるあの生き物一種類に、ぐっとズームインします。

猫好きがほしいのは猫デックスであって、品種スキャナーではない理由

ここが、たいていの「うちの猫の種類を調べる」ツールが飛ばしている部分です。街で出会う猫の圧倒的多数は、そもそもどの品種でもありません。血統書つきの猫は猫全体のごく一部なので、通りすがりのポーチの猫にスマホアプリが自信満々に「メインクーン」と告げるのは、たいていただの当てずっぽうです。

毛柄と模様は違います。目に見えて、本物で、写真からフェアに呼べます。茶トラは、親に血統書があってもなくても茶トラです。だからいい猫デックスは、品種ではなく毛柄タイプで集めます。それが、正直に遊べるバージョンのゲームなのです。

猫の「タイプ」は毛柄と模様のこと。種の違いではありません

イエネコはすべて同じひとつの種なので、ここでの「タイプ」は毛柄の見た目を指します。その見た目は、いくつかの重ねられる材料からできています。ベースの色、トラ柄(タビー)があるかどうか、白がどれだけ入るか、色が薄まったやわらかい色調かどうか、そしてポイント柄かどうか。これらを混ぜると、短いルールの一覧から驚くほど幅広い猫が生まれます。

ラベルを貼り始める前に、知っておきたい基本がふたつあります。

  • タビー(トラ柄)は模様であって、品種ではありません。縞、渦巻き、斑点、細かな霜降りのようなティッキング、そして額のおなじみのM字を探してください。
  • 三毛とサビも色の配置であって、やはり品種ではありません。黒系と赤系の色がどう分布しているか、ときに白が加わるかを表す言葉です。

はじめての猫デックス:集めたい毛柄バッジ

実用的なスターターセットを用意しました。全部で16種類。写真から猫のゲノムが読めるふりをせずに、どの散歩も楽しくするには十分な数です。実際の猫の遺伝学にははるかに多くの組み合わせがあるので、これはレベル1だと思ってください。

単色の猫たち

  • 黒猫。全身まっ黒。幸運か不運か、永遠の論争の主です。
  • 白猫。全身まっ白で、目の色が印象的なことも多い猫です。
  • グレー(ブルー)の猫。やわらかなスレートグレー。遺伝的には薄まった黒です。
  • 茶トラ(オレンジ)の猫。頭からしっぽまでオレンジ。完全な単色のオレンジはまれなので、うっすら縞が見えることがよくあります。

トラ柄の猫たち

  • マッカレルタビー(キジトラ・サバトラ)。魚の骨のような細い縦縞です。
  • クラシックタビー。太い渦巻きと、脇腹の的のような模様。
  • スポッテッドタビー。縞が途切れて斑点になったタイプ。
  • ティックドタビー。縞はほとんどなく、アビシニアンのように砂っぽく見える霜降りの毛です。

2色・3色の猫たち

  • タキシード。黒に白い胸と足先。結婚式に出られる装いです。
  • 牛柄(ハーレクイン)。白ベースに、大きな黒いぶち。
  • バン柄。白い体で、色は頭としっぽだけ。
  • 三毛。黒系の色、赤系の色、白。3色がはっきりしたぶちで入ります。
  • サビ猫(トーティ)。黒系と赤系の色がマーブル状に混ざり合い、白はほとんどないか、まったくなし。
  • トービー。マーブルの上にトラ柄の縞が透けて見えるサビ猫です。

特別な見た目

  • ポイント柄。淡い体に、顔・耳・足先・しっぽだけ色が濃い、シャム猫でおなじみの模様。温度に反応する色素が作り出します。
  • 長毛のもふもふ。上のどれでもかまいません。ただし、もふもふで。

16種類そろえば、あなたのご近所猫デックスはコンプリートです。チョコレートと黒、ブルーとライラック、スモークとシェーデッドといったレア遺伝子の世界は本物の底なし沼ですが、すれ違いざまの写真から自信を持って呼べるものではありません。それらは「たぶん」の山に入れておきましょう。

カメラで、猫にやさしく捕まえる方法

捕まえるのは手ではなくレンズで。それがこの遊びの倫理のすべてです。楽しく、フェアに続けるためのルールをいくつか。

  • 礼儀正しい距離を保ち、どこまで近づくかは猫に決めてもらう。
  • 知らない猫を追いかけない、追い詰めない、抱き上げない。驚いた猫は咬んだり引っかいたりしますし、人慣れしていない猫はそもそもさわられたくありません。
  • 撮影のために敷地に入ったり、塀の中に手を伸ばしたりしない。フェンスを越える価値のある猫は1匹もいません。
  • 耳を見る。先が少しカットされた「さくら耳」はTNR(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す活動)のしるしで、その猫にはすでにお世話をする人がいて、元気にやっています。

Cat Collectorの位置づけ

Cat CollectorはiPhone向けのリアル猫コレクションアプリで、今日から始められる猫デックスにいちばん近い存在です。本物の猫を撮影すると、あなたの写真と場所、発見者としてのあなたの名前が入った、手描きのダイカットステッカーのトレーディングカードになります。自分のコレクションを育てて、シェアされたカードのリンクから友だちの捕まえた猫を集めて、猫をiMessageのステッカーとして送れます。ご近所の週替わりTop Catボードもあります。無料で登録不要、そして猫はAI生成ではなく本物です。

ひとつはっきりさせておくと、上の毛柄バッジのチェックリストは、あなたが自分で回す遊びです。Cat Collectorが預かるのは、あなたが捕まえた本物の猫たちのコレクション。毛柄タイプをリストから消していくのは、その上に乗せるあなた自身のサイドクエストです。そして、どちらにしてもこの前提は変わりません。毛柄のラベルは猫を分類する楽しくて本物のやり方であって、科学的な品種判定でも獣医さんの見立てでもありません。いい猫デックスは、そこを決してごまかさないものです。

ほかの選択肢との比較を見たいなら、猫スポッティングアプリのまとめが全体像をカバーしています。そして、自分の猫を飼えないなら、猫デックスこそ、あなたに持てる猫ライフかもしれません

さあ、サビ猫を探しに行きましょう。あなたのデックスが待っています。

出典・参考リンク

よくある質問

猫のリアル版ポケモン図鑑ってなんですか?

世界で出会った本物の猫を集めて、新しい猫を見つけるたびに図鑑が埋まっていく感覚で整理したコレクションのことです。エントリーはバーチャルの生き物ではなく、あなたが撮影した実際の街の猫たち。新しい毛柄タイプを見つけて、セットをそろえていくのが楽しさの中心です。

猫デックスで見るのは品種?それとも毛柄?

毛柄です。理由もちゃんとあります。街で出会う猫のうち血統書つきはごく一部なので、通りすがりの猫の品種を当てるのはほとんど当てずっぽうです。キジトラ、三毛、タキシードのような毛柄と模様の分類なら、目に見えて、本物で、写真からフェアに呼べます。

猫の毛柄タイプはいくつありますか?

決まった数はありません。遺伝の仕組みが、ベースの色、トラ柄、白い部分、色の薄まり、サビ柄、ポイント柄、毛の長さを積み重ねて、数えきれない組み合わせを作ります。実用的な猫デックスなら、まずは12から16個ほどのバッジで十分楽しめて、目が慣れてきたら深掘りする余地も残っています。

タビー(トラ猫)は品種ですか?

いいえ。タビーは品種ではなく毛柄で、縞・渦巻き・斑点・ティッキングと、たいてい額のM字模様が目印です。基本の見た目はマッカレル、クラシック、スポッテッド、ティックドの4つ。さまざまな品種の猫も、数えきれない雑種の猫も、トラ柄の毛をまとっています。

三毛、サビ、トービー、タキシードの違いはなんですか?

サビ猫は黒系と赤系の色が混ざり合い、白はほとんどないか、まったくありません。三毛はそこにはっきりした白のぶちが加わって3色になります。トービーは、サビ柄にトラ柄の縞が透けて見える猫。タキシードは黒と白の2色で、ディナーに出かけられそうな装いの猫です。

猫デックスのために街の猫を撮っても大丈夫ですか?

大丈夫です。ただしマナーを守って。距離を保ち、猫のペースで近づいてもらい、1枚のために追いかけたり、追い詰めたり、抱き上げたり、敷地に入ったりは絶対にしないでください。知らない猫は追い詰められると咬んだり引っかいたりしますし、人慣れしていない猫はそもそもさわられたくありません。耳先がカットされた「さくら耳」は、すでにお世話をされている猫のしるしです。

アプリは写真から猫の毛柄タイプを本当に判定できますか?

茶トラ、タキシード、三毛のようなわかりやすい分類なら当てられます。黒とチョコレートの区別、ブルーとライラックの区別、本当の品種のルーツをスマホの写真から確実に見分けることはできません。いい猫デックスは、毛柄ラベルを遺伝子検査ではなく、楽しい出発点として扱います。

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